月がみえない 
 作/土田英生(MONO)・演出/自由下僕
 出演/JUN.国崎砂都美


上演データ
2001年10月4〜6日 みどり会館 IKACHI国際舞台芸術祭
同年 11月24・25日 戸畑市民会館(北九州市) 北九州演劇祭
2002年2月5・6日 こまばアゴラ劇場(目黒区) 冬のサミット

【ストーリー】 於.みどり会館
深夜の劇場で、姉妹漫才コンビ「三人住(さんいんずまい)」は1ヵ月後に迫った解散ライブのためのネタづくりをしている。

しかし長女佐知子は稽古に身が入らない。次女真知子は、そんな姉にイライラする。

実は「三人住」は15年前に姉妹三人で結成したのだが、10年前に末の妹が死んで、佐知子と真知子の二人で漫才を続けてきたのだ。
ときどき、深夜の劇場のドアをドンドンと叩く音がする。長女は、あれは死んだ妹だとうろたえる。次女はにべもなく否定する。

やがて二人の会話の端々から、長女は独身で、解散後のあてもないことがわかる。
それにひきかえ、次女は順風満帆。結婚していて、テレビの仕事もはいっている。


そして解散ライブの幕は開いた。

Photo by.山中京子(studio Ami)

東京公演チラシ(B5版)


初めて、みどり会館で平日マチネ(昼間)公演をしてみた。
主婦のかたなどは、夜よりも平日の昼間のほうが時間を自由に使えるのではないかと考えたからだ。
結果は、 


防長新聞
01年10月6日


この「月がみえない」という作品は、元々は二人の有名女優のために土田英生氏が書き下ろしたもので、原題を「花」という。
事情があって上演されないでいたのだが、リージョナルシアター・シリーズで「蛇口」を上演した際に観に来て下さった演劇ライターのTさん(当時は演劇誌・せりふの時代の編集者)の紹介でウチで上演することになったもの。

みどり会館での上演では、アフタートークのゲストに土田氏を招いた。

写真中央が土田英生氏

左は、こまばアゴラ劇場で開催されている「冬のサミット」に参加した時のフライヤーです。

この画像では見にくいのですが、劇団名の左に各劇団の所在地(または拠点)が記されています。

ウチ以外の劇団は、「東京」「大阪」「鳥取」「盛岡」など、都道府県名か都市名なのですが、何故かウチだけは……画像をクリックしてみてください。





なんと所在地「伊陸」!

その訳は……
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この「冬のサミット2001」に参加したことで、後にIKACHI国際舞台芸術祭に参加することになるOrtタテヨコ企画をはじめ、たくさんの劇団や東京の演劇人と知り合うことができました。

また、ウチの前に上演した鳥取の劇団「夢ORES」代表である森本孝文さんとは、2005年に「昏睡」で一緒に舞台を創ることになるのですから、不思議な縁を感じずにはいられません。

森本さんと一緒に掲載された新聞記事

02年2月28日
中国新聞_社会






はじめプロフィール欄には「所在地・山口県」と書いて提出したのですが、フライヤーの製作段階になって演劇祭事務局から電話がかかってきました。

「山口県というのでは、東京の演劇ファンには判りにくいので変えていただけませんか?」
「じゃあ、柳井市でお願いします」
「もっと判らないと思います」

確かに……

「伊陸でお願いできますか?」
「ええっ?」
「伊陸のほうが東京の演劇ファンには判りやすいと思いますので」

というようなやりとりがあって「所在地・伊陸」となりました。
おそらく、東京で開催される演劇祭で所在地を都道府県名でも都市名でもなく地区名で記されたのはウチの劇団ぐらいじゃないでしょうか。


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